アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ

アーリオ(aglio)とはニンニク、オーリオ(olio)とはオイル(オリーブオイル)、ペペロンチーノ(peperoncino)とは唐辛子のこと。
日本では有名なペペロンチーノもイタリアのレストランで作られることはめったになく、どちらかというと手軽に作れるイタリアの家庭料理的存在だとか。
イタリアでは、あまりにも具が少ないことから「絶望のパスタ」とも呼ばれる人気の一品。
シンプルだから難しい、誤魔化しきれない料理。

spaghetti aglio olio e peperoncino 1人前
スパゲッティ 100g
適量(茹で用)
鷹の爪 1本
ニンニク 1片
パセリ 適量
オリーブオイル 20cc

1.ニンニクと唐辛子

ニンニクは包丁の腹で潰してみじん切りにし、鷹の爪は種を取り除いて輪切りか、手でちぎる。
フライパンにオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れて、それから弱火にかける。
先に火を付けるとニンニクが一気に焦げてしまい、オイルにうまく香りが移らないので注意すること。
火はかなりの弱火。フライパンを斜めに傾けて、ニンニクがオイルに浮かぶような感じで、じっくりと香りを付ければよい。

2.茹で汁を入れる

オイルにニンニクの香りが付き、ニンニクがほのかに色付いたら、フライパンに茹で汁を少し注いでオイルと満遍なく混ぜ合わせる(乳化させる)。
茹で汁の量はオイルと同量かそれよりもキモチ少ない程度。
茹で汁を注いだら、フライパンを小刻みに振り、木ベラなどで素早く混ぜる。
オイルの熱が熱すぎると茹で汁が一気に飛び散ってしまい、上手く混ざらないどころかキケン極まりないので注意して欲しい。
上手く混ざるとソースに程よいとろみが付く。
(茹で汁を注ぐということは、コレより前にパスタを茹でていないといけない。ソースの出来上がりとパスタの茹で上がりのタイミングを考慮しておくこと)

3.パスタを絡める

茹で上げたスパゲッティをフライパンに入れ、すばやくソースと絡める。
みじん切りにしたパセリも一緒に振り入れてやり、お皿に盛り付けて完成。
シンプルでいて、かつ奥が深い。ペペロンチーノの魅力はまだまだたくさん。

  • ニンニクの香りを弱めたい場合は、みじん切りではなくスライスにするか、もしくは潰したニンニクを丸ごと放り込んで後で取り出すなどする。
  • 鷹の爪も切る大きさなどで辛味を調整できます。
  • 鷹の爪を触った手で目をこすると、とてつもない目に合います。注意しましょう。
  • スパゲッティは細めのものが最適。
  • このレシピは2003年08月06日に再執筆しました。

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